シンメトリーの過去

 人が夢想するものは、大抵が実現できる。もっとも莫大な金があればの話だが。





「もう、嫌だ・・・もう、止めてよ・・・!」
 まだ年端もいかぬ少年が、喉から乾いた悲鳴を上げた。
 少年のアナルには、醜い中年男のペニスが入り込んでいる。小さな性器が苦しそうにひくつき、彼の痛みをあらわしていた。
「ああ・・・うう・・・。」
 その隣では、少年と同じ造詣の少女が、未成熟な膣に他の男の性器を出し入れされていた。つぼみにもなっていない乳首は、男達にもてあそばれ、ぴんと天をついている。

 人身売買を裏で手がける孤児院にとって、少年少女はおいしい餌だ。ばらまくだけで金持ちが寄ってくる。夜な夜な繰り広げられる淫行パーティーは、そんな彼らの大きな楽しみだった。ペットショップよろしくずらりと並んだ少年少女から、彼らは好みの『餌』を選び取る。そして思う存分もてあそぶのだ。


「ふふふ・・・いいのう、双子というのがまたそそられるわ。」
「やだ・・・くるしい、よ・・・。」
 ミシェルは喘ぎ、助けを求める。しかしミレイユの方も、もういっぱいいっぱいだ。口には大きな男根がねじ込まれ、膣を貫く大砲は、白い欲望を吐き続ける。


「おお、そうだ。二人にやらせるというのはどうかね?」
「ははは、あなたもお人が悪い。」
「何・・・や・・・嫌、嫌っ!!」
 男がミシェルの性器を口に含んだ。心と体は別物で、意思に反してそこは硬く硬直する。あっけないほど簡単に、『準備』できてしまったそこを、ミレイユは我知らず凝視していた。

「・・・ミシェ、ル。」
「姉・・・さん・・・」
「ほら、挿れなさい。お姉ちゃんの生暖かいココが待ってるよ。」
「やだ、やだ・・・。」
 ミシェルは抵抗したが、大の男の力に敵うはずもない。小さなペニスを、実の姉の秘部を押し当てられた。それでもミシェルは腰を進めるのに躊躇しているようだったが、抵抗すれば殴られるだけだ。ミレイユは、弟が痛がる姿を見たくないと思った。

「いいよ、ミシェル、入れて・・・。」
「姉さん・・・ああっ・・・!!」
 ミシェルのペニスが、ミレイユのヴァギナに入っていく。今まで受け入れた大人の物とは違い、サイズも熱さも桁違いに弱い。だが実の弟と交わってるという背徳感が、ミレイユの背筋を震わせた。

「ははは、兄弟でまじわっておるわ。」
「どんな感じなのだ?うん?」
「まあそれよりも・・・。」
 一人の男がミレイユの背後に回り、他の男がミシェルの尻を持ち上げた。そして・・・・



「ああああああ!!!」



 実の姉弟に交わられたまま、それぞれのアナルを刺し貫く。双子の体は細かく痙攣し、体中に力がこもった。それさえ男達には快楽で、だから腰をゆすり続ける。全裸の双子は人形のようにかたかたと振るえ、無力に翻弄され続けた。

「やべ、やべでぇええええ・・・。」
「まだまだ終わらないよ、ミレイユちゃん。」
「ほらミシェル君も腰を振って!」
「いぎゃぁぁぁぁぁぁ・・・。」




 男達の言葉通り、この拷問めいたパーティーは終わらない。ばらばらに売られる直前に、二人が手に手を取って逃げ出すその日まで。そしてその後はまた、傭兵に犯される日々が続くのだ。二人が、そんな男達を殺せる力を手に入れられるようになるその日まで・・・。